保育園の送迎前後には、行き帰りの移動時間と、送り届けた直後・迎えに行く直前の「まだ本業に戻りきれない」空白の時間が発生する。合計するとだいたい30分前後になる。結論から書くと、私はこの30分を「複業の重い作業」には使わない。使っているのは、判断を要さない・中断してもロスがない・スマホ1台で完結する作業に限定している。今回は、この30分を実際に何に使っているかを具体的に書く。

目次

なぜこの30分は「特殊な時間帯」なのか

以前の記事(本業+複業4事業を、子育てのすきま時間だけで回す時間割の作り方)で、時間帯ごとに「できる作業の質」を先に決めていると書いた。送迎前後の30分は、その中でもかなり制約が強い部類に入る。

理由は3つある。まず徒歩や自転車での移動が含まれるため、画面を見続けられない。次に子が隣にいるため、突然話しかけられたり、荷物を持たされたりして作業が中断される可能性が常にある。そして時間の長さも「今日は10分」「今日は40分」とブレる。信号待ちの数や子の機嫌次第で変動幅が大きい。

この3条件、つまり「画面を見続けられない」「いつでも中断される」「長さが読めない」を満たす作業でないと、この時間帯には割り当てられない。逆に言えば、この条件さえクリアすれば、複業の細かいタスクを溜め込まずに消化できる貴重な時間になる。

実際にこの30分でやっていること

送迎前後の30分に割り当てているタスクを、実体験ベースで具体的に挙げる。

  • afflowの投稿予約・スケジュール確認: 前夜に子が寝た後の時間で作った投稿文を、この時間にスマホから予約設定する。文章を考える作業は夜に済ませているので、ここでは「決められた作業を実行するだけ」になっている
  • storeforgeの受注・在庫の一次確認: 管理画面をスマホで開いて数字を見るだけの作業。異常値があれば「後で対応が必要」というメモだけ残し、その場で対応まではしない
  • メール・Slackの一次スクリーニング: 返信が必要かどうかの仕分けのみ。実際の返信文を考える作業はここではやらない。歩きながらでも「これは今日中」「これは来週でいい」の判断くらいはできる
  • aerial-earth-studioの投稿先トレンドのざっと確認: レンダリング済み動画のサムネイル反応や、他チャンネルの動向をスマホで流し見する。インプットとしての情報収集に位置づけていて、企画を練る作業はここに含めない

共通しているのは、どれも「事前に材料を用意しておいて、この時間帯には実行か仕分けだけをする」という構造になっている点だ。考える作業をこの時間帯に持ち込むと、中断された瞬間に思考が飛んで、結局やり直しになる。これを何度か経験してから、この時間帯には「考えない作業」しか置かないというルールに落ち着いた。

持ち帰れる判断基準:3つのフィルター

送迎前後の隙間時間にタスクを割り振るかどうかを判断する際、私は次の3つのフィルターを順番に当てている。どれか1つでも該当すれば、その時間帯には回さず別の時間帯に送る。

  1. 中断されたら最初からやり直しになるか: なるなら不可。文章の構成を考える、コードを書くといった作業はここで弾かれる
  2. 画面を見続ける必要があるか: 必要なら不可(移動中は歩きながら操作するので、通知確認や短いタップ操作程度に限る)
  3. 時間の長さが結果に影響するか: 10分で終わっても40分あっても成果物の質が変わらない作業か。変わるなら不可

この3フィルターを通過するタスクだけを、あらかじめ「送迎すきまタスクリスト」としてメモアプリにストックしておく。送迎前に「今日はこれをやろう」と考える時間すら惜しいので、リストから上から順に消化するだけにしている。この仕組みを作る前は、送迎中に「何しようか」と考えること自体が時間のロスになっていた。

この30分を過大評価しないこと

正直に書くと、この30分だけで複業が大きく前進するわけではない。あくまで「本来なら夜にまとめてやるはずだった細かい実行・確認作業を前倒しで消化する」時間であり、事業の意思決定や新しい企画を生み出す時間ではない。

以前、この時間帯に「せっかくだから」と重めのタスクを詰め込もうとしたことがある。結果、子に話しかけられて集中が切れ、家に着いてから最初からやり直す羽目になった。むしろ夜のまとまった時間を圧迫してしまい逆効果だった。この経験から、送迎前後の30分は「稼ぐ時間」ではなく「夜の負荷を減らす時間」と位置づけを割り切っている。

まとめ

  • 送迎前後の30分は「画面を見続けられない」「いつでも中断される」「長さが読めない」という制約下にある時間帯
  • 割り当てているのは、afflowの投稿予約実行、storeforgeの数字の一次確認、メールの仕分け、情報収集の流し見など「考えない作業」のみ
  • タスクを割り振る判断基準は「中断で手戻りするか」「画面を見続ける必要があるか」「時間の長さが結果に影響するか」の3フィルター
  • この30分を過大評価せず、「稼ぐ時間」ではなく「夜のまとまった時間の負荷を減らす時間」と位置づけている

次回は、子の急な体調不良など予定が崩れた日に、複業側のタスクをどう調整しているかを書く。

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