「本業とFDE、複業4事業をどうやって時間管理しているんですか」と聞かれることがある。結論から書くと、私は曜日単位で事業を割り振ってはいない。1日の中の時間帯ごとに「その時間にできる作業の質」を先に決め、そこに事業を当てはめている。今回は、子2人を育てながら本業+複業4事業を回している私の、平日と休日の具体的な時間割を書く。

目次

なぜ「曜日で1事業」ではなく「時間帯で質」なのか

複業を始めた当初は、月曜はstoreforge、火曜はafflowのように曜日で事業を割り振ろうとしたことがある。すぐにやめた。理由は単純で、子育てのすきま時間は「まとまった長さ」も「毎日同じ時間帯」も保証されないからだ。

朝の身支度中に確保できるのは10〜15分の細切れ時間で、子が寝た後にようやく1時間近いまとまった時間が取れる。この2つの時間に同じ種類の作業を割り当てるのは無理がある。10分では複業の込み入った実装や資料作りには着手できないし、逆に1時間ある夜に単純作業だけをして終わるのはもったいない。

そこで発想を変えた。「今日は何の事業をやる日か」ではなく、「今この時間帯はどんな質の作業ができるか」を先に決め、そこに一番向いている事業・タスクを当てはめる。前回の記事(複数事業を並行する理由)で書いた通り、事業ごとにボトルネックになる作業の種類が違う。この違いこそが、時間帯単位での割り振りを可能にしている。

平日の時間割

平日の実際の時間割は、おおよそ次のような形になっている。

  • 朝、子の身支度・送迎の合間(10〜20分×2〜3回): 「考えなくてもできる」タスクに充てる。afflowの投稿予約、storeforgeの受注確認、メールやSlackの一次返信など。頭を使う判断はここではしない
  • 本業(FDE)の稼働時間: クライアントワークに全集中。複業のことは基本的に考えない時間として明確に切り離す
  • 送迎後・子が学童や園にいる間の隙間(30分程度): 本業の合間に生まれる短い隙間。複業のタスクの中でも「調べる」系、たとえばstoreforgeの市場リサーチやaerial-earth-studioの投稿先トレンド確認など、中断しても支障がない作業に充てる
  • 夕方、子の帰宅〜夕食までのバタバタタイム: 基本的に複業作業は入れない。ここに無理に予定を詰めると家庭側の摩擦が増えることを学んだので、割り切って空けている
  • 子が寝た後(21〜23時、1〜1.5時間程度): 唯一まとまった時間が取れる帯。ここに「考える」系の重いタスクを集中させる。aerial-earth-studioの動画構成検討、afflowのコンテンツ設計、事業の数字の振り返りなど、腰を据えないとできない作業はすべてこの時間に寄せる

平日の骨格は「細切れ時間=作業系」「夜のまとまった時間=思考系」という2分類にほぼ集約される。

休日の時間割

休日は平日と配分の考え方が変わる。子と過ごす時間そのものが主役なので、複業に使えるのは早朝と、子の昼寝・子ども同士の遊びで手が空くタイミングに限られる。

  • 早朝(子が起きる前の30〜45分): 平日の夜と並ぶ、もう1つの「考える」時間。1週間の事業ごとの進捗を横断的に見直し、来週どの事業にどれだけ時間を配分するかを決める。いわば週次の司令塔タイムで、ここで決めた配分が平日の時間割に反映される
  • 日中、子の昼寝や遊びの隙間: 発生が読めないため、あらかじめタスクを決めずに「今できる複業タスクリスト」から選ぶ形にしている。民泊の予約管理確認など、5分でも成立する作業をここに寄せている

休日は「平日より事業に使える時間が多い」のではなく、「平日の時間割を組み直すための時間」という位置づけの方が実態に近い。

複数事業だからこそ成立する組み合わせ

この時間割は、事業を1つに絞っていたら成立しなかったと思う。1つの事業には「考える」フェーズと「手を動かす」フェーズの両方が必要だが、片方しか使えない時間帯にもう片方の作業を無理に当てはめると、生産性が落ちるか、そもそも着手できずに時間だけが過ぎる。

4事業を並行しているからこそ、「今この10分は、afflowの単純作業に使おう」「今夜のこの1時間は、storeforgeの市場性の検討に使おう」というように、時間帯の質と事業のタスクの質を都度マッチングできる。事業を1つに絞っていたら、「考える時間が空いていないのに考える作業しか残っていない」状態が頻発していたはずだ。

まとめ

  • 曜日単位ではなく、時間帯ごとの「作業の質」を先に決め、そこに事業のタスクを当てはめている
  • 平日は「細切れ時間=作業系タスク」「子が寝た後のまとまった時間=思考系タスク」に分けている
  • 休日の早朝は、翌週の時間配分を決め直す週次の司令塔タイムとして使っている
  • 複数事業を並行しているからこそ、時間帯の質とタスクの質をその都度マッチングでき、時間の無駄が減る

次回は、この時間割を支える優先順位づけ、特に「今週どの事業にどれだけ時間を割くか」をどう判断しているかを書く。

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